2019.01.15 カウンセリング室から
「あなたはあなたのために生きる」
今日はあなたに素敵な詩をご紹介しますね。
と言っても実は私も一昨日教えて貰ったばかりなんです。
とてもいい詩なんです。
そうなんだよなぁと思いました。
もっと早くにこの詩に出会っていれば!
と思いました。
と思いました。
あなたがこれからも人生を生きていく時に、
どこかでふっと思い出して
そして楽になれたらなぁ
そして楽になれたらなぁ
との思いを込めて、
この詩をご紹介します。
「ゲシュタルトの祈り」
私は私のために生きる。
あなたはあなたのために生きる。
私は何もあなたの期待に応えるために、この世に生きているわけじゃない。
そして、あなたも私の期待に応えるために、この世にいるわけじゃない。
私は私。
あなたはあなた。
でも、偶然が私たちを出会わせるなら、それは素敵なことだ。
たとえ出会えなくても、それもまた同じように素晴らしいことだ。
(フレデリック・S・パールズ)
この詩はドイツの精神科医フレデリック・S・パールズ
によって提唱された詩です。
によって提唱された詩です。
誰かにしがみつこうとしたり、
誰かを操縦しようとしたりすることをやめよう、
みんな自分のために生きよう。
自分を大事に生きよう
と歌っています。
人間関係でなくて
生き方を考えさせられる詩なんですね。
生き方を考えさせられる詩なんですね。
そうなんです。
人間関係の悩みって、
実は、
突き詰めると生き方に関係した悩みなんです。
実は、
突き詰めると生き方に関係した悩みなんです。
読んでいて涙が出てきました。
過去のいろんな出来事が思い出されました。
「私は〇〇だから、こうあらねばならない」
と自分で自分を縛って、
自分のことをいつも後回しにしていた時代。
それなのに相手は私のことを大事にしてくれない
と悲しかった時代。
いい教師でなきゃいけない。
いい妻でなきゃいけない。
いい母でなきゃいけない。
と、いつも自分のためでなく生きていた時代。
でもちゃんとできなくて、
いつも
「ちゃんとできなくてごめんね」
と心の中で謝っていた時代。
夫だったら、
父親だったら、
これくらいしてくれていいのにと
不満だった時代。
そして、
そうしてもらえないのは私が悪いから、
努力が足りないから、
言い方や態度が悪いから、
と自分を責め、
自分ってダメだなぁ、
自分ってダメだなぁ、
とまた思考は自分に戻って、
傷ついていた時代。
この子たちにとって「いい先生」になりたい
愛する人のいい妻になりたい
子供を愛したい
と、
元は愛から出た思いだったのです。
それがなぜ自分を縛る
「ねばならない」
に変わってしまったのでしょう?
いろんなことが次々と頭に浮かびました。
部屋の片隅にはいつも溜まっていた、
未アイロンのワイシャツとハンカチ。
たたまなきゃいけない洗濯物。
夕方、仕事を終えて買い物をして帰ると、
流しには朝の洗い物の山があって・・・
流しには朝の洗い物の山があって・・・
先にそれを洗わなければ・・・
夕暮れの薄暗い部屋の電気もつけずに
流しの前でうずくまってしまった
流しの前でうずくまってしまった
あの時代
いつも力不足を感じ、
いつも家族に済まないと感じ、
いつも疲れてて、
悲しくて・・・
いや、
あなたはあなたのために生きなさい、
人のためにあなたの人生があるんじゃない、
人のためにあなたの人生があるんじゃない、
あの時自分にそう言ってあげれば ・・・
そう思います
でも、
その用事はどうなるの?
自分のために生きる
って言っても家事はなくならない。
と、ここまで考えると疑問もまた頭をもたげます。
そうです。用事は片付けなきゃいけない。
でも、
それは私だけがやらなきゃいけないの?
なぜ?
妻って、母って、家事をする人なの?
もっと大事な役割ってあったよね。
それに、その家事だって、
そもそも
それは本当にしなきゃいけないことだったの?
もっと手を抜く方法はなかったの?
そうです。
私は、
できないことに対して
「できない」と
堂々としていたらよかったのです。
手を抜くことに対して
引け目を感じることはなかったのです。
元々は「愛」だったのです。
この子たちにとって「いい先生」になりたい
愛する人のいい妻になりたい
子供を愛したい
と、元は愛から出た思いだったのです。
それがなぜ自分を縛る
「ねばならない」に変わってしまったのでしょう?
それは私の中に
「自分のために生きる」
という考え方がなかったからです。
「こんな生き方をしたい」
の
「こんな生き方」
が他者目線の
「こんな生き方」
だったからです。
自分のための
生き方ではなかったからです。
あの時の私に「
自分のために生きる」
という考え方があれば、
生き方が違っていれば、
あの時の私は
また違う対処の仕方をしたでしょう。
そうすれば、
それに対応する相手の言動や態度も変わります。
相手は最初は反発するかもしれません。
いや反発するでしょう。
押さえ込もうとするでしょう。
でも、私に揺るがない自分があれば、
私は冷静に根気よくそして堂々と対応できます。
相手は驚きます。
そして相手の対応も徐々に変わるのです。
それは私も体験したことです。
私は教員生活の後、NLPを学び、ヒプノセラピーを学び、
カウンセリングを学んできました。
その学ぶ過程で、セラピーやカウンセリングを受けて、
私自身が少しずつ変わってきました。
様々な縛りから解放され、
私自身の考え方が少しずつ変わっていったんです
そうすると私の周りも変わってきました。
それは今思うと、
「自分のために生きる」
という生き方を獲得する道だったと思います。
今はとても楽に生きています。
人も大事ですが、誰よりも自分のために生きています(^^
でもね、
こんなことはあの当時の苦しい時代は
思いつきもしませんでしたよ(^^
今も、
どこかで、
昔の私のように
自分で自分を縛っている人がいる
と思うと
早く楽になって!と、言ってあげたい。
あなたはあなたのために生きて!と言ってあげたい。