2018.11.20 カウンセリング室から
「あなたを傷つける人からは一旦離れよう」
今日は、あなたにぜひ伝えたいことが二つあります。
一つ目は、自分を傷つける人とは距離をおこう、ということ
二つ目は、他人の価値観を押し付けられないようにしようということです。
2日前にこんなことがありました。
最近コンサルを始めた友人が、
私のコンサルをしてあげようか
と言ってきてくれたのです。
初めはありがたいと思いました。
でも私は断りました。
なぜかというと、友人の言葉の端々に私は傷ついたからです。
そして、
こんな風に傷つきながら、コンサルを受けるのはまっぴらだ
と思ったからです。
私は友人のどんな言葉に傷ついたか。
まず、友人は私のことを
自己肯定感が低くメンタルに問題があるように見受けられる
と指摘しました。
そして、
自己肯定感が低い人間は承認欲求が強い。
私が、
サロンをオープンしたり、
ホームページを作ったりしているのは、
自分の承認欲求を満たすためだけのもので、
失敗へと向かう行動だ、
と、断定しました。
私は、最近、
自分自身の自己肯定感の低さに
自分で気が付いてそれから解放されたところでした。
だから、自己肯定感が低いということは当たっています。
他の指摘も当たっているかもしれません。
でも、私は友人の言葉に傷つきました。
私は、なぜ自分が傷ついたか、考えて見ました。
そして自分の心を見つめてわかったのは私は
「お前は劣っている」
と言われたように感じたということでした。
私は友人の言葉の端々に
自己肯定感が低い人間は
自己肯定感が高い人間より価値が低い(つまり劣っている)
承認欲求が高い人は低い人より劣っている
という友人の価値判断を感じたのです。
友人の
「承認欲求まみれの人達」
などという言葉などに私はそれを感じたのです。
(この言葉は酷いと思います)
そして
「あなた(神田さん)は価値が低い、劣っている」
と言われたように感じ、
それに傷ついたとわかったのです。
お前は劣っている
とディスカウントされたように感じたのです。
世の中には
平気で人を傷つける言葉を発する指導者がいます。
そしてその指導者の中には
優れた指導をしていると世間的に認められて
いる人もたくさんいます。
あなたはそういう指導者に指導を受けたいですか?
私は嫌です
傷ついた私は
ますます自己肯定感が低くなります。
傷つき、凹んだ心を元どおりにするのに
またエネルギーも時間も要ります。
自分が傷つく時間をわざわざ持つのは、
コンサルを受けるメリットよりも
害の方が大きいと私は思いました。
それに、その友人の指摘の中にある理論ですが、
大きなところで間違っています。
承認欲求は誰にでもあるのです。
そして、
恥ずべきでも、
抑えるべきものでもないのです。
マズローの「欲求5段階説」というのがあります。
人間はまず
「生理的欲求」(食べる・眠る・性など)を満たしたいと思い、
「生理的欲求」(食べる・眠る・性など)を満たしたいと思い、
それが満たされると
「安全の欲求」(身の安全を守る・秩序など)を満たしたいと思うのです。
そして
そして
「所属と愛の欲求」(集団に所属し、メンバーだと認められる、愛情を持って暖かく迎えられる)
を満たしたいと思い、
次に
「承認欲求」(自信・尊敬・達成)を満たしたいと思います。
「承認欲求」(自信・尊敬・達成)を満たしたいと思います。
そしてそれらが満たされると
「自己実現の欲求」(自分の持つ個性を開花させ、なりたいものになる欲求。自分らしくありたいという欲求)
を満たしたくなるのです。
それらの欲求は抑えるべきものではないのです。
それから、もっともっと大事なこと、
それは、
「自己肯定感が低いのは
欠点でもないし、
責められるべきことでもない」
ということです。
自己肯定感が低いことは、
その人にとって
様々な時に足かせになることはあります。
でも、欠点ではありません。
良いとか悪いとかいう
判断の対象にされるべきではなく
現在のその人の特徴の一つなのです。
時にはそれは、
「謙虚さ」を伴い、
美点に見えることもあります。
そして、
本人が
好きでそうなったわけではありません。
育っていく過程で、そう思ったのです。
多分小さい時に。
あなたの体も心も
あなたのものです。
他人が
あなたの体と心を傷つけるのを許してはいけません。
その人がそのつもりではなくても
あなたが傷つくと感じるときは、
離れていいのです。
全く傷つかない自信ができたら
また友人になればいいのです。
あなたの人生はあなたのものです。